セールス・インストラクター(インストラクター)は、優秀な販売員の育成を担う。販売員に接客技術(マナーやタブー)、セールストークなどを指導し、優秀な販売員の育成を担うスペシャリストがセールス・インストラクターだ。顧客が販売員に求めているものは何かを的確に感じ取り、正確に店舗スタッフに伝えて、実際に対応できるまで教育するのも大切な仕事である。セールス・インストラクターは新人ばかりでなく、ベテランの店長クラスを指導することもある。したがって、ショップの誰もが納得する「販売のプロ」として常に高いスキルと幅広い情報が求められる。また、指導現場での状況や人間関係を素早く把握する能力や「聞き上手・説明上手」であることも必要だろう。
日本のアパレル業界といえば、大半ば縦割のマーチャンダイジングである。例えば、婦人服業界でいえば、婦人服だけとか、婦人服のうちスカート、スラックスを専業とする企業とか、ファッション雑貨専門というように服種別・商品別・年代別の服作りで、それだけを専業に生産してきた世界である。ところが、SPAが象徴するように横割マーチャンダイジングへ変化している。いまやライフスタイル別の売場展開となっている。一般的な感覚だと、おもちゃの卸があり、おもちゃの店がある。これが日本の流通の一般的なパターンである。しかし、トイザラスは一五歳までの年齢の子供の食品もあれば、肌着や靴・スポーツ用品も衣料も揃えている。したがって、客にとっては「おもちや」を買いに来たついでに服も買ってやろうか、靴下も、ということで関連して買っていくので売上が拡大する。高級ブランドの世界も、洋服だけではなく、香水、時計、スカーフ、アクセサリーという品揃えをしている。SPAもこの方法で、マーチャンダイジングを展開する時代が到来しているのだ。
似合いの夫婦ということばがあるとおり、夫婦って趣味も考え方も似てくる人たちが多いようです。結婚前は、服装にはまったく関心のなかった男性が、結婚してからは見ちがえるほど小ぎれいになった例は、たくさんあります。また、悪趣味だった女性が、結婚後はご主人の指導よろしく、見る見るうちにシックになった例もあります。これは服装の上にあらわれた例ですが、多分、いろいろな而でお互いに影響し合っているのだと思います。最近の生活様式は、いっそうカジュアルな方向を目指しているため、ふたりでパーティーに出かけるときも、ふとカジュアルなセーター・ルックでいいのかな、と錯覚します。この場合のセーターは極太糸などで編み込み柄や模様を入れた感覚のものですが、これは残念ながらパーティーには着ていけません。自信をもって着こなしても、場にそぐわないNO.1と考えていいでしょう。ご主人のダーク・スーツに合わせて、奥様は絹の無地のワンピースを着るなど、できるだけ柄のない服装がいいと思います。ふたりともスーツというのもカッコいいものです。黒に見えるようなミッドナイト・ブルーのスーツをご主人が選べば、奥様は思い切って白のスーツに白い絹のブラウスとなれば、たいへんおしゃれなご夫婦に映ります。もちろん、黒のスーツをシックに着る場合も同じです。基本的な約束事を守り、ふたりの雰囲気が品よくまとまれば、着るものにとやかくいう人はいません。